2013年7月8日月曜日

i.materialiseが日本上陸(前編)

3Dプリントサービスのi.materialiseが先週日本向けサービスを開始したので、早速注文してみました!

Imaterialise

i.materialise日本語版サービスのトップ。まだベータがついている。

i.materialiseはベルギー発の3Dプリントサービスで、アメリカのShapewaysと並ぶ大手3Dプリント出力サービスです。3Dデータをアップロードして注文する事で、SLSや光造形といった産業用3Dプリンターで出力してくれます。

国内にも出力サービスは複数あるのですが、利用できる素材(3Dプリンター)の種類や、価格と言った面では海外に比べるとやや見劣りすると言われていました。i.materialiseは大手だけあり、SLS、光造形、FDM、DMLS、石膏、インクジェットなど現在利用可能な出力方式や素材をほぼ網羅しています。今までは英語での発注だったため敷居が高かったのですが、今回日本向けサービスが登場し一気に身近になりました。

日本向けサービスは国内の3Dプリントサービス、インターカルチャーさんが運営を支援しているとの事。将来的には国内での生産も行うようですので、納期の短縮も期待できますね。

さて、先日記事にしたMacBookPro用スタンドを注文してみましたので、紹介します。



1. 3Dデータのアップロードと見積 

Upload

3Dデータのアップロード

 使用方法は簡単で、1) 3Dデータをアップロード、2) 素材・仕上げ・数量を選択、3) 買い物カートにいれて発注、という流れになります。

3Dプリントラボのページを開いて、水色の「3Dデータをアップロードする」というボタンを選択します。OSのファイルダイアログが開きますのでファイルを選択してアップロードします。対応するファイル形式は.3ds .stl .igs .model .mxp .obj .wrl .3dm .skp .dae と多数。ただし、.igsと.daeは自動で見積できないとのことです。

寸法をmmとinchで選択するところがありますが、CAD系はmm、3DCG系はinchを選択すると正確なスケールになる様です。 

Quate

3Dデータをアップロードし、見積した状態。

 データをアップすると、自動で見積が行われます。ここで素材や仕上げ(表面の研磨や染色など。素材によって異なります)を選択することもできます。今回はPolyamide、つまりナイロン素材を選択しました。価格的にも比較的安く、強度があり、SLS方式のため美しさも期待できます。

その他の素材も多数有り、FDMによるABS素材や光造形、SLSによるブロンズ、DMLSによるチタンなど紹介ページを見るだけで楽しめます。地味に嬉しいのは、まだ日本語化されていないながらも物性表が見れる事でしょうか。 

Materialdata

SLSによるナイロンの物性表。メイカーや製造業のユーザーには嬉しいと思われ

ところで、見積をしていて気が付いたのですが、数点コツがあるようです。基本的には大きな物ほど高くなるので、1つのファイルにまとめるのでなく、分割して小さなパーツごとに注文すると安くすみます。また、同じ物を2個以上注文すると割引してくれます! これは結構大きいですよ。

なお、縦横方向の違いによる価格変化は特にないようです。(積層方向は影響あると思われます) 

Discount

2つ上のスクリーンショットと同じデータを、1ファイル2個ではなく1ファイル1個×2で見積。¥7,370が¥4,940と激安に。複数個注文による割引もあるが、割引が無くても¥5,586円とこちらの方が安い。ちなみに組立式にせず一体成形で見積ると3万を超える。

2. アカウント登録と注文

「カートに入れる 」ボタンを押すと通販でおなじみの買い物かごの画面になります。残念ながらここから先はまだ日本語化が完了していなかったのですが、先日再度確認したところ日本語表記がだいぶ増えていました(インターカルチャーさんありがとうございます!)。今後順次日本語化率があがっていくと思われます。

Cart

それなりのお値段になりましたが、切削外注に比べれば大変安いです…

チェックアウト(会計)に進むと、住所/連絡先の入力があり、そこで送料が計算されます。今回は3,000弱と思ったよりはかかりませんでした。次に支払情報で、クレジットかPaypalが使用できます。

総額で1万ちょっとですので、輸入消費税、関税はかからないと思われます。

3. Shapewaysと相見積してみた

ちなみに、i.materialiseと並ぶ大手出力サービスShapewaysでも同じモデルを見積もってみました。

Shapeways

サイトもだいぶ雰囲気が異なって面白い。

結果的に言うとトータルの金額ではあまり変わりません。出力費がやや高い一方で、送料は安めです。ただし、小さい物は高いめ、大きい物は安めになるように見えます。大物と小物で使い分けができるかも? ただし、現状日本向けサービスは行っていないので、すべて英語での取引になるのでご注意ください。

4. 後編は?

さて、発注したスタンドは輸送も含めて3〜4週間ほどかかると思われます。後編として到着したスタンドを紹介する予定ですので、しばらくお待ちください。

i.materialiseの話題と同時に、国内でもDMMが海外と同等の価格をうたって3Dプリントサービスを開始した事がニュースになりました。他の国内勢もShapewaysなどがサポートしていない3Dプリンターでの出力や独自の素材などで特色を出しているところもあり、単純に黒舟到来という訳でもないようです。個人向け3Dプリンターの話題が続いていましたが、今年は出力サービスの充実も期待できそうですね。

(ref.)

http://i.materialise.co.jp

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