2012年11月3日土曜日

初めてのCAD(1) Autodesk Inventor Fusionを試してみる(前編)

Inventor Fusion

 一昔前は3D CADというと少なくとも数十万はする業務用ソフトで、個人には縁がないイメージでしたが、最近は個人でも購入できる低価格または無料のCADが登場してきました。

今回Autodesk Inventor Fusionという無料の3D CADソフトを見つけたので、3Dプリンター用にモデルを作成するためにも試してみる事にしました。Autodeskというと、個人向けだとSketchBookシリーズのようなお絵描きソフトが評判ですが、業務用ソフトではAutoCADやInventorといったプロ向けCADソフトで有名な会社です。おもしろい事にAutodeskはデジタル・ファブリケーションに関心が高いらしく、MacAppStoreのFusionのページにも3Dプリンターのモデルを作るのにいいよ! と宣伝されていますし、Fusion以外にもAutodesk 123Dという無料3D CADを配布していたりします(Mac OSXは非対応)



ところで3D CADって何なのでしょうか。いろいろ調べてみると、特徴の一つとして、寸法を正確にコントロールできるようにデザインされているのがCADのようです。普通のドローソフトや3DCGソフトはマウスで好きなように線を引いたり図形を描いたりして作図していきますが、CADでは寸法や基準点/基準面に対する位置、幾何学的関係などを厳密に定義しながら作図していきます。乱暴に言えば、フリーハンドで書くのがグラフィックソフトで定規とコンパスで描いていくのがCADというイメージでしょうか。

簡単なモデリングを試してみましたが、「下書き」で寸法定義→「モデル」作成、という独特な手順が面白いですね。

スクリーンショット 2012 11 02 23 27 46

まず最初に2次元の「スケッチ」という下書きを作成します。下書きを描く際にも、寸法を入力するボックスが出てきたり、幾何学記号が設定されたりします。幾何学記号(平行とか直角とか水平とか)は設定すると矛盾する操作(直角な線を斜めにしようとする等)に対してエラーが出るようになりますので、ここは平行! と決めたりするのに便利です。

スクリーンショット 2012 11 02 23 32 39

さらにスケッチの中心が原点に対して一致するよう、寸法を入れて位置を変更します(マウスでヒョイとつかんで動かす「普通の」機能もあるようです)。

スクリーンショット 2012 11 02 23 36 37

下書きが終わったら「押し出し」で高さを定義して立体モデルを作成します。ここからさらに立体モデルの表面に「スケッチ」をして、そこから「押し出し」をしたり、穴をあけたりといった作業をして形を作っていきます。とりあえずチュートリアルビデオを見ながら四苦八苦して作ってみたのがこれです。うーん(笑

スクリーンショット 2012 11 02 0 36 43

高機能なInventor Fusionですが、基本的に四角や円といった幾何学的な形状の組み合わせでモデリングしていくようです。これだと機械部品やメカ系のモデルはいいでしょうが、人物のような有機的形状のモデリングは難しそうな気がします(続)

(2012.11.3 9:00, Autodesk InventorをInventerと誤記していたのを修正しました。うう、恥ずかしい…)

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